バドミントン スマッシュ
どうも、熱血バドミントンプレイヤー 兼 某高校のバド部コーチのJUNです。
バドミントンのショットの中ではおそらく最もカッコいい、そしてバドプレーヤーが最もあこがれるショットが「スマッシュ」です。
そんなスマッシュの打ち方ですが、これも「ドロップ」や「クリア」と同じように“オーバーヘッドストローク”でのショットなので、
まずはスマッシュを身に付ける前には必ず「ドロップ」と「クリア」は打てるようになっておきましょう。それが大前提です。
で、初めてスマッシュを打つときは、たぶんみんな共通することだと思うんですけど、
・力みすぎて空振りorフレームショット
・あたってもシャトルが沈まず浮いちゃう
(ドリブンクリアみたいになっちゃう)
って人が多いんじゃないかと思います。
スマッシュの感覚をつかむには
スマッシュの感覚を掴むための練習法で、ネット前からの「アタックノック」というのがあります。
やり方は、誰かにネット前にふんわりとシャトルを投げてもらって、それをラケットで打って相手コートになるべく角度をつけて叩き込む(アタックする)というノックです。
↓この動画の0:20以降のようなやり方です。
これをやることで「下向きに強く打ち出す」という感覚がつかみやすいですし、バドミントンの練習法の中でもかなり「気持ちいい(笑)」トレーニングなので、初心者の方がスマッシュの感覚を掴みたいときにおすすめの方法です。
ただし、このノックはシャトルへのダメージが大きいので、本当にボロボロになって基礎打ちにも向かないくらいダメージを負ったシャトルを使用することをおススメします。
(アタックして叩き込むだけなので、飛び方が安定している必要はありませんし、シャトルが綺麗である必要もありません。)
スマッシュも“慣れ”が必要なので、反復練習をすることで徐々に打てるようになっていくんですが、
もう一つ僕がおススメしているコツというか、打てるようになるためのやり方があるので、それをお伝えしようかと思います。
1、まず「クリア」を打ちます。
2、少しずつ打点を前にして徐々に下向きに打ち出していく
っていうやり方です。
(単純でしょ?・笑)
クリアとスマッシュのって、どちらもオーバーヘッドストロークで、しっかりと前腕の回内運動を活かしてのスイングになります。
つまり、クリアの打ち出し方向を徐々に調整しながら下向きに打ち出していけば、スマッシュに近づいていきます。
で、この時の「調整」で重要なのが、
“打点”
です。
ドロップやクリアは、基本的にオーバーヘッドストロークで高い打点の位置でインパクトするように教わると思いますが、
これをスマッシュの時に同じような打点になってしまっていると、十中八九最初のうちはスマッシュに角度がつきません。
クリアやドロップに比べると、スマッシュは打点が身体の「前」である必要がありますし(でないと下に打ち出すのが難しい)、インパクトが前になるぶん打点が「低く」ないとこれまた下に打ち出せません。
イメージとしては、自分の頭の斜め前、ラケットの角度が地面に対して大体60°くらいになっていると打ちやすいかと思います。
自分の利き腕を、斜め60°くらいに斜め前に突き出してみてください。
それがスマッシュを打つときに理想的な腕の角度で、その延長線上に「打点」があると考えてください。
(上級者の場合は、打点が自分の頭を超えていくような打球でも、身体の使い方やラケットワークでなぜかスマッシュを打てるんですけど、それはまあ応用編として今は置いときましょう)
つまり、シャトルを自分の体の前に持ってくる必要があるということは、必然的に“より速く”自分がシャトルの後ろにポジションを取らないといけないわけですから、
通常のラリーの中でスマッシュを打つというのは、実はフットワークとか、身体の使い方とか、そういう基本的な部分がしっかりできていないと、なかなか打つのが難しいちょっとなんです。
で、どのくらいシャトルの後ろに身体を持って行けばいいのか、どのくらいのタイミングで打ち出せばいいのか、
ここらへんについて「調整」が必要になるわけなので、反復練習で感覚を掴んでいきましょう。
あと、スマッシュを打つとき、オーバーヘッドストロークのフォームが正しくない状態でもなかなか速くて角度のついたスマッシュが打てないので、
思ったようなスマッシュが打てないなら「フォーム」も疑いましょう。
力強いスマッシュを打てるようになるには、まずは何はともあれ「正しいフォーム」が大前提です。
最後に、参考までに僕がフォーム研究用に撮影した動画があるので参考にしてください。
1、まずシャトルの落下点付近に入って
2、足でタイミングを取って
3、スイングする
というような感じですが、
スマッシュがうてないほとんどの人は1の時点でできていません。
つまり、シャトルの後ろに身体が入っていない。(厳密にはグリップだけ入ればスマッシュは可能ですが、それは上級者の話し。)
なので、まずはとにかく「シャトルの後ろにはいる!」っていうのを強く意識して体勢を整えるようにしましょう。
タイミングをとったり、スイングしたりするのは完全にその後です。
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