クリアの打ち方

バドミントン クリア

どうも、熱血バドミントンプレイヤー 兼 某高校のバド部コーチのJUNです。

 

 

クリアとは、オーバーヘッドストロークで相手コートの奥に返球するショットの事です。

 

クリアには大きく分けて2種類あって、

 

・相手コート奥に“高い”軌道で返すクリアを「ハイクリア」
・“低い”軌道で返すクリアを「ドリブンクリア」

 

と呼んでいます。

 

ハイクリアは自分が追い詰められているときに、体勢を立て直すことを目的として打つ場合が多く、いわば“守り”のショットで、

 

ドリブンクリアは逆に相手をコート奥へ押しやって体制を崩したいときに打つ“攻撃的”なショットになります。

 

 

どちらもバドミントンでは基本となる非常に重要なショットですが、

 

比較的、

 

“初心者には難しい”

 

ショットになります。

 

↓見本(ハイクリア)

 

 

特に、自コートの後ろから相手コートの後ろまでハイクリアを高く遠くへ飛ばすには、

 

・正しいフォーム
・ある程度の力

 

が欠かせないので、日々のオーバーヘッドストロークの素振り練習をおろそかにしていると、何年たっても“試合で使える”クリアは打てません。

 

そのくらい難しくて、かつ、重要なショットなので日々の鍛錬を怠らないように(笑)

 

僕が中学の時にも、3年間も練習してんのに、

 

「クリア飛んでねぇぞ〜!」

 

なんて言われることもしばしばでした(笑)

 

 

クリアのコツ

 

まあそのくらい日々の鍛錬が重要になってくる初心者にとっては難しいショットですが、

 

ひとつだけコツを挙げるなら、

 

“インパクト”

 

を意識して打つことです。

 

よくありがちなのは、「飛ばそう飛ばそう」と力みすぎて最初からグリップを強く握ったままスイングしてしまうんですけど、これだとなかなか飛びません。

 

スイングの直前まではリラックスして腕の力は抜いておきます。

 

そしてスイングを開始して“インパクトの瞬間”に力を入れてラケットを「ギュっ!」と握り込むように振ってみてください。

 

すると、インパクトの瞬間のヘッドスピードが上がるのでシャトルが遠くまで飛ぶようになります。

 

逆に最初から力を入れ過ぎていると、早くスイングしているように見えても“インパクトの瞬間”のヘッドスピードって実は大したことないんですよね。

 

なので、力いっぱい振っても飛ばないし、疲れるだけです。

 

 

だからこそ、“インパクト”っていうのを意識して、一瞬で力を入れるようなイメージでスイングすることが大事です。

 

 

というわけで、もう一度上の井川さんのハイクリアの動画を見てみてください。

 

どうです?なんかスゴイ脱力して打ってるような感じですよね?

 

でも、動画の35秒以降を見るとわかりやすいんですけど、インパクトの瞬間だけはしっかり力を入れてスイングしてるのが分かると思います。

 

だから、こんなに力を抜いている感じでも、ちゃんとシャトルが飛ぶんです。

 

 

 

もし、

 

「何ヶ月も頑張って練習しているのにクリアが全然飛ばないよ!」

 

っていう場合は、おそらく“振り方”が根本的に間違っている可能性が高いので、「素振りのやり方」のページや、「手首の強化」のページを参考にしてスイングを見直してみることをおススメします。

 

本当に正しくスイングできていて、日々素振りや練習でスイング力が鍛えられているなら、(大人なら男女問わず)1ヶ月もあれば確実にクリアは飛ばせるようになっているはずです。

 

 

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