バボラ サテライトグラビティ74|ラケットレビュー
どうも、JUNです。
今回は久々のラケットレビューになります。
このサイトでもどこかの記事で公言していたように、僕自身の愛用ラケットは長年(2017以降、6年ほど)
・サテライト6.5 LITE
ヘッドライトで比較的軽い(4U-84g)バボラのラケットをずっと使用していたのですが、先日更新した記事にも書いたように、
「4Uでも重みを感じるときがあるぜ。」
という理由と、それに伴って試しに超軽量の7Uラケットを試してみたところ、革新的なゲームメイクができるような実感を得たため、
またここ最近、ラケット選び迷走時期に突入してしまったわけです。
バボラ サテライトグラビティ74
ということで、いろいろと軽量ラケットを購入してみてい実際に打ってみたレビューをしていきたいと思っているのですが、第一弾のラケットはこちらになります!
まずは愛用メーカーでもあるバボラから販売されている、メーカー最軽量の74g(6U)仕様のこちらのラケットなんですが、、、
「いや、もうこれで決定でいいやん。」
っていうのが正直な感想です(笑)
ラケット選びで重視すること
僕を始め、おそらく多くのバドミントンプレイヤーがラケットに求める基準っていうのは、
1、操作性が良い
っていうことと、
2、パワーが乗る(楽に飛ばせる)
大きく分類すれば、概ねこの2つになると思います。
細かいことを上げていけば、打感(弾くか、球持ちがいいか)、デザイン性、値段、などなども考慮事項としてはあると思いますけれども、やっぱり2大要求は操作性とパワー性能だと思います。
で、僕らがラケット選びで目指すべき方向性というのは、上記の1と2の両立です。
だけれども、一般的には1と2はトレードオフの関係にもなっていて、操作性がいいという事は軽いという事なので=パワー性能が落ちる。
逆にパワーを乗せるにはある程度ラケットに重みが必要なので=操作性は落ちる、というようなところで判断に悩みがちです。
こういうトレードオフの中で、“最適なバランス”を選んでいく必要があるわけですけれども、
僕が最近思うのは、
「やっぱりみんな、重いラケット使いすぎじゃないか?」
ということです。
ラケット選びは「操作性」と「パワー性能」のバランスが大事。
パワーと操作性は一般にはトレードオフの関係にあるとは言われていますが、実際にはそういう簡単な問題でもなくて、
「重すぎ」、あるいは「軽すぎ」、という選択はデメリットしかありません。
例えば、ラケットは重い方がパワーは乗るとは言っても、それっていうのはその重いラケットで“スイングスピードを出して”、しっかり“振り切る力がある”というのが大前提です。
自分の力で最速スピードで振り切れないような重さだったら、そもそもスマッシュは速くもならない(できない)し、クリアも飛びません。
パワーも乗らない上に、操作性も悪いので良いことがないわけですね。
一方で、軽すぎても操作性は良いですが、あまりにもパワー落ちすると、ラリーで押し負けてしまいます。
つまり、ラケット選びの原則としては、
“自分が適切に操作できる”
範囲において、
“不用意に軽くしすぎない”
というのが良きバランスという事になります。
サテライトグラビティ74は、おそらく多くの人にとって最適
その点、今回試してみたサテライトグラビティ74は、バボラの中でも最軽量なので、操作性は文句なしのレベルです。
もちろん、それよりも軽い7Uラケットよりは重いのですが、僕自身はまだ扱える範囲なので、どちらを使ってもそこまでラケット操作に劇的な違いは感じないレベルで、
かつ、「パワー」ですね。
ここはさすがにバボラのラケットといったところだと思うんですけど、これだけ軽くても、
“ちゃんとパワーが乗る”
っていうのが率直な感想です。
個人的な体感では、4UのサテライトLITEと打ち比べてみても、殆どスマッシュスピードには差がなかったので(むしろ軽い方が速いんじゃないかという疑惑まである・苦笑)、、、
だからこそ冒頭に書いたように、
「もうこれでいいやん。」
ということで、久々のラケット迷走期に終止符が打たれそうな感じというわけです(笑)
4Uはちょっと重すぎ、7Uはちょっと軽すぎ、っていうのは実感していたので、おそらく6U5U辺りに(僕の場合は)正解があるのではないかということで予測はしていたのですが、
これがばっちりハマりました。
感覚的にはスペックほど軽くは感じなかったので、おそらく6Uとはいえ、かなり5Uに近いのではないかと思います。
ちなみに、妻もこのラケットを一通り試してみたところ(妻も現在の愛用ラケットはサテライトLITE)、
「えっ、めっちゃいいやん!」
っていう感想で、基礎打ちを一通り試してみましたが僕と同じくスマッシュに関してはあまり差を感じないけれども、レシーブ力がビックリするくらい上がってました。
(いつもより速いプッシュを打っても全然レシーブ返ってくるw)
女性プレイヤーでも(むしろ重さ的には女性プレイヤーの方が、といった方が正解かもしれない)扱いやすいのではないかと思います。
ということで、おそらく今後の僕の本命ラケットはこれで決まりそうな感じですが、ぜひぜひお試しあれ。
ちなみに、ここからはレビューではなく完全に余談なんですけれども、
本当にそのラケット、ちゃんと使えてるのか?
これを僕は今回のラケット選び迷走の経験で、あらゆるレベルの一般バドミントンプレイヤーには考えてもらいたくて、
っていうのも、
“一体、トップ選手でどのくらいの重さのラケットを使っているのか?”
というところです。
つまり、トップ選手が「これが最適だ!」というのって、どの程度か?ってことですよ。
現在の多くのバドミントン選手が使用しているラケットは、
3U と 4U
が最も多いです。
主にシングルプレイヤーは3Uが多くて、ダブルスプレイヤーになると4Uを使っている選手も多い。(たまに5Uもいる)
というようなレベルです。
さて、我々とは比較にならない程ゴリゴリに鍛え上げているトップ選手が使っているラケットでも、3Uとか4Uなわけですよ。
つまり、トップ選手でも「これ以上重いと扱い辛い。」と思っているという事ですね。
だとすると、もちろんここで疑問が出てくるわけですが、おそらく今のバドミントンプレイヤーの多くが4Uのラケットを使っていると思うんですが、
「本当にそのラケット、ちゃんと使いこなせているのか?」
と。
ゴリゴリのトップ選手でも、4Uとかを使ってるわけです。
つまり、これより重いとデメリットが大きくなるから、ここまでの重さにしているんだとしたら、
それよりも明らかにパワーで劣るであろう我々一般プレイヤーの“最適解”って、実はもっともっと軽いところ(5Uとか6Uとか)にあるんじゃねぇか?
っていうことですね。
それを今回僕自身は競技歴15年にして実感したところで、
もちろんこれは僕個人の意見で、人それぞれいろんな考えはあると思いますけれども、
この記事を皆様のラケット選びの参考にしてもらえるといいんじゃないかと思います。
初心者のうちから軽いのを使いすぎると、それ以上重たいものを振れなくなる、筋力がつかない、
っていうのもその通りだと思いますし、
ラケットヘッドが重いと、一生懸命スイングスピードを出さなくても楽に飛ばせる、
っていうのもその通りだと思いますし、
一方で、ラケットが重いと“コンパクトに振る”という感覚が掴みにくいから、初心者でも軽いラケットを使うべき、
というような意見もあって、これもこれでその通りだと思いますし、
本当にラケット選びって迷い始めると迷宮入りするので、
僕自身は、(これもあくまで個人的な意見ですけれども)初心者にラケット選びの相談を受けたときは、
“やっぱり軽いの”
をおススメしますかね。
(やっぱその方が上達が早いように見えるから。)
ということで今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました!