バドミントンラケットの選び方

バドミントン ラケット 選び方

どうも、熱血バドミントンプレイヤー 兼 某高校のバド部コーチのJUNです。

 

 

ここでは、ラケット選びの基本ポイントについて押さえておきましょう。

 

 

選び方って言っても、ほとんどの人は“好きなデザイン”で選んじゃったりするんですけどね(笑)

 

まあそれも「気分がノルから」という理由からすればアリですし、女性向けのモデルはピンク系のデザインが多かったり、男性向けには重厚なデザインが多かったりと、実はデザインで選ぶというのもあながち間違った選び方ではないのですが、

 

いちおう技術的には以下のようなポイントがあります。

 

1、全体の重量
2、シャフトの硬さ
3、重量バランス

 

概ねこの3つがラケット選びのポイントになりますので、一つずつ説明していきますね。

 

 

 

 

全体の重量について

 

まず「全体の重量」ですが、平たくいうとラケットの重さですね。

 

普通、バドミントンのラケットは100g弱くらいの重さなんですけど、ラケットの重さは、

 

「数字+U」

 

という記号であらわされます。

 

数字が小さいほど重たいラケットで、ヨネックスのラケットなら

 

2U 3U 4U 5U

 

くらいが多いです。

 

3Uが約85〜90gくらいで「普通」の標準的な重さになります。

 

この3Uを基準に、2Uだとちょっと重め、4Uだとちょっと軽め、5Uだとかなり軽い、6U、7Uだとめちゃくちゃ軽い、っていう感じです。

 

同じスイングスピードなら、当然重たいラケットの方がパワーのある打球が打てるので、力の強い人は重めを選んで、

 

逆に力の弱い人や女性プレイヤーなんかは軽いラケットを選ぶことが多いですが、

 

まあ、初心者の場合は標準の3Uか4Uくらいで問題ないんじゃないかと。

 

ちなみに僕が初心者の時は、3Uとか4Uみたいなちゃんと規格設定がされているような高価なラケットは買ってもらえなかったので、兄貴のおさがりの超重たいラケット(レジャー用)を使ってました。
(たぶん、規格で表すならマイナス3とかです・笑)

 

 

 

シャフトの硬さについて

 

バドミントンのラケットって見た目にはわかんないんですけど、素材によってシャフトが固かったり柔らかかったりします。

 

で、シャフトが柔らかいラケットって、スイングの時に“しなる”んです。

 

 

意外かもしれませんが、たった5gのシャトルを打つだけでも、ショットによっては何kg(場合によっては10kg以上)の重さがかかっているのと同じくらいの衝撃力がラケット面にかかります。

 

なので、ショットの瞬間というのは、ラケットには“しなり”が発生して、それがラケットの重要な性質の一つになります。

 

 

シャフトが柔らかいほどよく“しなる”ので、そういうラケットって「ムチ」みたいに軽い力でもパワーがシャトルに伝わるんです。

 

なので、力の弱い人にはしなりの良いシャフトの柔らかいラケットが向いています。

 

 

逆に、パワーのある人が速いスイングスピードでふると、今度はしなりすぎてそれが復元せずにパワーが伝わらなくなります。

 

シャフトが硬いとその“しなり”が弱くなりますが、速いスイングスピードの時はダイレクトにパワーが伝わりますので、パワープレー型の人ほどシャフトの硬いラケットが向いていることになります。

 

 

とはいえ、パワーがある人でも全てのショットを全力で打つわけではないので、軽いスイングでもパワーを伝えたかったり、肩や肘への負担を減らすために柔らかいラケットを使うことも普通にあるので、

 

その辺は好みで選ぶことになります。

 

 

初心者の場合は、とにかくシャトルを飛ばすこと(クリア)がまずは重要になりますのでシャフトは柔らかいラケットの方がおススメです。

 

ちなみに、バドミントンのスイングに必要な筋肉って日常や他のスポーツでもあまり鍛えられない筋肉なので、力に自信がある人も最初のうちは柔らかいラケットで「しなりすぎ」の弊害が出ることもないはずです。

 

 

 

重量バランスについて

 

さきほど、バドミントンラケットの「全体の重量」について説明したんですけど、重さが同じラケットでも

 

・先端(フレーム側)が重いタイプ → ヘッドヘビー(トップヘビー)
・先端(フレーム側)が軽いタイプ → ヘッドライト(トップライト)

 

という感じで、重量バランスが異なります。

 

なので、同じ4Uの重さのラケットでも、ヘッドヘビーとヘッドライトでは、使い心地がかなり違います。

 

 

ヘッドライトの特徴は、とにかくヘッドが軽いので素早くラケット操作ができる利点があります。

 

なので、ダブルスでのドライブの応酬とか、速いラリーでラケットの操作性を損ないたくない、みたいな部分ではヘッドライトのラケットが向いています。

 

ただ、ヘッドが軽いのでパワーのあるショットを打つにはヘッドヘビーに劣ります。

 

強いスマッシュを返すときなんかも、ラケット面にシャトルをしっかりミートしないと、ヘッドが軽いぶん力に押されてレシーブが返りにくいこともあります。 

 

 

ヘッドヘビーのラケットの特徴はその逆で、ヘッドが重いので素早いラケット操作がは難しくなりますが、

 

ヘッドが重くて安定しているので、強いスマッシュでもパワーに押されるような感覚は少なく、軽く当ててもシャトルがラケットにあたりさえすれば上手くレシーブできることが多いです。

 

スマッシュを打つ場合もヘッドが重い分パワーのあるショットが打てます。

 

 

ヘッドが軽くも重くもない「イーブン」バランスの場合は、ヘッドライトとヘッドヘビーの中間になるので、オールラウンダー向けのラケットということになります。

 

 

 

というわけで以上の3つ、

 

1、全体の重さ
2、シャフトの硬さ
3、重量バランス

 

実はまだほかにも、フレームの素材とか形状(ボックスorエアロ、四角形or丸形)、あるいはフレームの大きさなんかでも使用感に違いが出てくるんですけど、まずは上記の3つが基本的なポイントになります。

 

 

初心者におすすめのラケット

 

とまあ、いろいろとラケット選びのポイントを語ってきましたが、ぶっちゃけ初心者の段階ではどんなラケットを選んでも“そこまで大差ない”です。

 

規格外の超重たいラケットで肩を壊したり、軽すぎるラケットばかり振ってスイングに必要な筋力が鍛えられない、みたいな極端なことでなければ。

 

 

目安としては5000円以上の価格帯のモデルであれば特に問題ないです。

 

 

バドミントンラケットは、初級者モデルだと最初からガットが貼ってあるものも多いですが、中級以上のモデルだと初期状態でガットが張られていないものが殆どなので注意が必要です。

 

最初はスポーツショップなどで実物を見て購入することをおススメします。

 

 

ということで、ラケット選びで迷っててもしょうがないので、

 

ラケットが準備できたら、さっそく「振っていきましょう!」。

 

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