ドライブの打ち方

バドミントン ドライブ

どうも、熱血バドミントンプレイヤー 兼 某高校のバド部コーチのJUNです。

 

 

ドライブとは、コートと同じくらいの高さで返ってきたショットを、地面とほぼ平行な軌道で強く打つショットです。

 

こんなショット。

 

 

ドライブの打ち方としては大きく2パターンあって、まず1つ目は自分の体の正面で打つ場合。

 

この時は、親指をグリップ面の一番広いところに当てると、バックハンドの握りで自分のバック側からフォア側まで広い範囲でショットを打ちやすくなります。

 

 

2つ目は、自分がサイドに動きながら打つ場合のドライブ。

 

想定する場面としては、ダブルスでパートナーがサーブを打ち、自分はその後ろで待っているとき、

 

サイドのハーフショットやドライブで返ってきたサーブリターンを相手コートにドライブで返す。

 

みたいな状況ですね。

 

この場合は、自分がサイドに移動しながらドライブを打つので、正面で打つ時みたいに親指をグリップの広い面に真っすぐ当てていると打ちにくいです。

 

通常のイースタングリップの握りから親指を立てるだけで、グリップの八角形の斜めのところに親指が来るようなイメージの握りでバックハンドのドライブを打ちます。
(フォアの場合はイースタングリップのままでOK)

 

 

ドライブは特に「ダブルス」で重要になってくるショットになりますが、こういう2種類の状態でのドライブを使いこなせるようになると、

 

ダブルスのラリーが劇的に有利に進められます。

 

 

というかぶっちゃけ、中級上位〜上級者レベルの試合ではこの「ドライブ」の質が勝敗を分けると言っても言い過ぎじゃないんじゃないかと思います。

 

 

僕が高校生の時、大会で全国レベルの強豪校と当たってボロ負けしたことがあるんですけど(笑)

 

その時にまず感じたのが、

 

「ドライブのレベルが全然違ぇ〜」

 

でした(汗)

 

 

僕ら弱小高校が、ネット前に落とすか相手の後方に上げるしかできないようなハーフショット(頭くらいの高さでコート中盤に達するような球)も、バンバン勢いのあるドライブで押してくるし、

 

まともにドライブで勝負してももちろん勝てないし、
ロブで上げたらスマッシュの強打で決められ、ネット前に落とせば前衛にプッシュで叩かれる、って感じでした。

 

 

まさにもう「詰み」状態。

 

ドライブで勝負できなければもうお話にならないって感じで。

 

そのくらい、上級レベルの試合になるとドライブの質が重要になります。

 

 

ちなみに、上級者のドライブがどんなものかというとこんな感じです。
(この動画の1分25秒以降あたりです。)

 

 

 

かなり力強いバックハンドですけど、

 

このくらい威力のあるドライブを打つには、シャトルを「打つ」というよりも「弾く」というイメージでラケットヘッドをコンパクトに振る必要があります。

 

そしてコンパクトに振るコツは、ラケットを振る直前まで腕は脱力した状態で、インパクトの瞬間に一瞬でラケットを握力で“握り込む”ようにします。

 

 

 

この角度からじゃわかんないかもしれないですが、スイング直前は下の画像のようにラケットと脱力した手の間に「スペース」があります。

 

 

 

脱力→握り込み!!→脱力

 

っていう感じで、スイングの瞬間に一瞬でラケットを握り込むようにするのがポイントです。

 

 

とはいえ、こういうコンパクトなショットを初心者がいきなりやるのは難しいので、最初のうちはとにかくドライブの形を作ることが大事ですし、

 

「素振りのやり方」でもお伝えしているように、正しいスイングを身に付けて日々コツコツと強化していくのは欠かせません。

 

 

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